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第4話番外 対人戦

 午後1時30分頃
 「いってー! マヌスさん痛いからもうちょっとそっと!」
 「いくらなんでも無理だな、もう少しで終わるからおとなしくして」


 俺はダンバートンのヒーラーの家、今はマヌスさんに治療を受けている。少し前に怪我をしてしまっていた。その怪我の理由とはとは・・・


 「ごめんねー、このジャイアントが余計なことするから」
 「誰が余計なことだ、おめーこそいらんことしただろーが」


 そう、ヒーラーの家の中で口論しているこのお二人さんのおかげで怪我したわけだ。
 今から遡ること3時間前、俺はいつもように起きたが、俺の家にはもう誰もいなかった。


 「もうこんな時間か~・・・」


 時計をみると、短い針は時計の一番上の12を指していた。朝飯というより、昼飯を自分で作って適当に食べて、外へフラフラとしていた。
 今日も相変わらず人が行き交うダンバートン広場、露店はいつもより少ない気がするそれでも賑やかなのに変わりはない。賑やかなのはいいが、時間はもう正午、聖堂ボランティアをするためにダンバートンの聖堂に向かおうとした、そのときだった。


 「盗賊ゴブリンがでたぞー!」


 ダンバートンの外から一人の男が馬を走らせて叫んだ。なんと、こんなときに限って盗賊ゴブリンが襲来してきたのだ。最近盗賊ゴブリンが多いな、などと心の中で呟き、ダンバートンの外へと出た。


 「今回は、少し厄介だな・・・」


 今日はいつもより盗賊ゴブリンの数が多いような気がした。いつものように戦えるかどうか心配だ。周りの人と一緒に討伐を試みようとし、周りを見渡すが、今日に限って人が少ない。確か今日はイメンマハで料理大会があって、大体の人がそれを見にいってるせいかダンバートンにも人が少ない。盗賊ゴブリンにも立ち向かう人が少なかった。


 「さーて・・・、今日は少し厄介かも・・・あれ?」
 

 俺は何か忘れていると思い、背中に手を伸ばし、剣を取ろうと思ったが、


 「ぶ・・・武器忘れた・・・・・・」


 忘れたのは武器だったかっ!
 少しだけフラフラしてボランティアでもしようと思っていただけだから、家に大切な武器を置いてきてしまっているのを忘れていた。今から戻って武器を取りに行ったら間違いなく怪我人、もしくは犠牲者が出る。急いで近くに落ちていた木の棒を拾い、立ち向かった。


 「これでいけるかな・・・折れへんやろうね・・・」


 防御したときに折れないかと心配して木の棒を曲げてみてどれだけ強度があるかみてみたが、

 ポキッ


 「ぁ・・・・」


 見事に真っ二つに折れてしまった。
 その隙を見せてしまったのか、一匹の盗賊ゴブリンが俺に向かって斧を振り下ろそうとしてきた。
 しかし、所詮はゴブリンだ。振り下ろされた斧は、さっき俺がいたところの地面に振り下ろされていた。
 もうこれは素手で戦うしかないな、と悟り、体制を立て直すために少し距離をとろうとしたのだが、
 丁度後ろに結構大きめの石があり、それに躓き転んでしまった。これはやばい。そう思ったときに


 「そのまま伏せていて!」
 「伏せとれ!」


 女性と男性二人の声が同時に聞こえた。その声の後に二本の矢が飛んでいき、そしてでかい影が俺の横を走っていった


 見てみると見事に二本の矢がゴブリンに突き刺さっていて絶命していた。さらに横切っていった影、その正体はジャイアントという種族で、ジャイアントは近くにいたゴブリンに突進をし、さらに追い討ちをかけるかのようにを殴り倒していた。


 「大丈夫ー?」


 俺に声をかけてくれた女性は弓を持っていた。耳が長く、人間離れした弓使い。俺はすぐにエルフだということがわかった。


 「あ、うん、ありがとう」


 俺はお礼をしながら立ち上がった


 「大丈夫か? まさかエルフに先を越されるとは」


 それに続いて、ゴブリンを殴り倒したジャイアントが声をかけてくれた。しかしジャイアントとエルフは仲が悪いと聞いたことがある。それなのに一緒にいるというのはどういうことなのだろうか。


 「弓のほうが早いに決まっているじゃない」
 「ふん、遠いところからばかり狙って、危なくなったらすぐ逃げる奴が偉そうに言うなよ」
 「な、なにさそれ!」
 「なんじゃと!」


 急に口喧嘩が始まり俺は二人の間に入って止めに入ろうとしたときに


 「ちょ、二人ともやめ・・・ぶはっ!」


 左からはジャイアントの強烈なストレートパンチが顔を、右からはエルフの矢が腰をぐっさりと。


 「「あ・・・」」




 そして今に至る。


 「ほんまに急に喧嘩なんかするなやー、まぁエルフとジャイアントは仲が悪いって言うらしいし仕方ないかもしれへんな」


 俺は少し皮肉っぽいことを二人に言った。


 「うん、そうなんだけど彼とは一緒に居るよ、でも結構さっきのような口喧嘩っていうかそういうのあるけど」
 「そういうことじゃ」


 二人ともそれをはやくそれを言ってほしかった。身体を張った俺の行動は一体・・・


 「そういえば名前を言ってなかったな。俺はダート。さっきはありがとう」


 俺はまだ名前を教えてなかったから自己紹介をした。


 「ワシはヴァイラス。よろしゅうな」
 「私はトゥカ。よろしく」


 二人の自己紹介が終わった時にマヌスさんが俺たちに話しかけた


 「そういえば、最近治療をしに来た人で変わった怪我をしてる人がいるんだ」


 変わった怪我というのはどういうことなのか。新種のモンスターか魔族でも現れたのか。俺はマヌスさんに質問をしてみた


 「どういうことですかね?マヌスさん」
 「実はな、魔族やモンスターにしては違うような傷、何にやられたのかと聞くと”いきなり人に攻撃された”と言うんだ」
 「「「!?」」」


 俺たちはあまりの言葉に衝撃を受けた。話を聞くとダンバートンの街中や外へ出てすぐのときに襲われたらしい、街中ではみんなが寝たような夜中、外へ出てすぐのとこでは昼間でも誰もいないようなときに襲われるらしい。まさか街中でも人を攻撃するような奴が居るとは。


 「物騒なんだね・・・」
 「そうだな、俺はあまりウルラへは行かないからよくわからないからな」


 二人ともウルラ大陸へはあまり来たことがないらしい。


 「よし、今日はちょうど人が少ない。もしかするとその連中が居るかも知れへん、俺行ってみるわ」
 「待って、私も行く」
 「ワシも付いてくぞ」

 トゥカちゃんが付いてきてくれると言ってくれた。さらにヴァイラスおじさんも来てくれることになった。そして、念のためにギルドのメンバーの一人、びふしゃことビフ内に暇ができたらダンバートンの西門へ来るようにフクロウで手紙を送った。

 そして俺たちはダンバートンの西門へと着いた。


 「さて・・・3人だとさすがに来やんかな・・・」
 「どうなんだろ」
 「一人になったときじゃないとできない連中だったらこないかもな」


 そのとき


 バシュッ!


 「なっ!」


 俺の右頬を何かが空を切り、右頬から赤い線ができていた。


 「お前らー、金目のものをすべて出せ、でないと次は射抜くぞ」


 何かかなりタチの悪そうな男が弓を構えながら現れた。しかし、あれでは銀行強盗もいいとこだ。それにその男はそれほど弓に慣れてるようには見えなく、少しちょこまか動けば無駄に撃ってすぐに矢を切らすような感じに見える。


 「お前か、最近人を襲ってるって奴は・・・」
 「そうだ、どいつも隙だらけでいい的だぜ」
 「そうか・・・ならば、少し、お灸を添えやなあかんようやなっ!」


 俺はトゥカちゃんに借りたレザーロングボウを手に持った。それと同時にトゥカちゃんはエルブンロングボウ、ヴァイラスおじさんは大きな剣、グレードソードを持った。


 「トゥカちゃん、ヴァイラスおじさん、とりあえずあいつを挑発しながら攻撃をよけてくれ、少しずつだけ攻撃しながらで。俺が合図を出したら一気に攻めるよ」
 「「OK」」


 そして俺たち3人と襲撃犯との戦闘が始まった。作戦通りに俺たち3人は挑発しながら相手の矢をよけ続けた。予想通りにまだ弓に慣れてないようにすばやく弓を引くことができないようだ。


 「どうした、この程度かー」
 「弓の使い方わからないのかなー」
 「一発くらい当ててみろやっ」


 俺たちの挑発に相手も頭に血が上ってきてるらしく闇雲に弓を撃ち続けていた。あの調子じゃあそろそろ矢もなくなる頃だろう。

 そしてチャンスが来た


 「よし、今やっ! 行くで」


 俺の合図と共にトゥカちゃんと俺は弓の連射、ヴァイラスおじさんは突撃をした。決着はすぐについた。3対1だから当たり前だろうか。


 「くっそー・・・。お前等3人で来るとは卑怯だぞ・・・っ!」
 「お前のほうが卑怯ちゃうんか? 人の後ろからばかり攻撃して、それに金を巻き上げるとは。さぁ、巻き上げた金、全部返せや」


 今まで巻き上げたお金を返してもらおうと奴に近づいたときだった。


 「ま、まじかよおいっ!」
 「ダート君っ囲まれたよ!」
 「なにっ!?」


 周りを見てみると、さっきの奴の仲間と思われる連中がずらり。何人いるだろうか、軽く20人は超えている。まさかこんなにも居るとは思わなかった。もし、仲間が居ても3~4人程度だと思っていた。


 「おい、やられるとは何事だお前っ」
 「す、すみません・・・」


 いつの間にか仲間のところに戻っていた男は、リーダーらしき男のもとに這いずりながらもすがりよっていった。
 その連中のリーダーであろうかという男が、すがりよってきた男を蹴り、踏みつけ、鈍器で殴りつけていた。


 「お前・・・そいつは仲間やろ、なんでそのようなことすんねん」
 「は? 仲間だと? 馬鹿か。こいつはただの道具に過ぎんよ」
 

 こいつ、人を襲って金を巻き上げるような最悪な連中であっても、仮にも仲間である人を道具呼ばわりとは。こいつだけは許せない。例えリンチされようともあいつだけは倒したいと思った。


 「貴様! 人をなんだと思ってやがるっ!」


 ヴァイラスおじさんが叫びながらそのリーダーと思われる男に突っ込んで行った。


 「ふん、ばかめが」


 そのままヴァイラスおじさんは見事にカウンターを食らい、深手を負った。あの男、あの一発でここまで深手を負わすとは、かなりの実力者だ。しかし、なぜここまでの実力があってこのようなことをするのだろうか。だが今はそんなことを考えてる暇はない、とりあえずこの状況をなんとかしなければいけない。


 「トゥカちゃん、ヴァイラスおじさんを頼む」
 「わかった・・・・・・。アッ! ダート君危ない!」
 「ぇ・・・?」


 視線を戻すと5人の人間が俺に飛び掛ってきていた。あまりの急なことだったからやばいと思っているのにパニックになってしまって身体が言うことをきかない。このままやられるのかと思いあきらめた時に、飛び掛ってきた5人が吹き飛ばれた。


 「だーとんごめんねー。遅くなって」
 「び、びふしゃー」


 先ほどフクロウで連絡を入れたびふしゃーことビフ内が来てくれた。女性なのにギルドの中でもルシュちゃんと互角の力を持つ。びふしゃとは何度か訓練で軽く試合をしたことがあるが、歯が立たないほどの力であった。そして作曲家でもあって、ウルラでも有名である(俺もたまにびふしゃと一緒に作曲の手伝いをし、音をあわせたりしている) だが、びふしゃは普段はすごくおとなしい感じがするが、いざ戦闘になると鬼神のような力を発揮する。


 「君たちー、一人相手に大勢で一斉に不意打ちするなんて恥ずかしくないわけー?」
 「そんなもん、勝てればいいんだよっ!」

 相手は勝てれば手段を選ばないような答えを出した。男としてそのようなことよく平気で言えたものだ。それを聞いた俺は怒りで煮えくり返っていた。びふしゃもそれを聞いていて呆れた顔をしている。だがその顔もほんの少しの間だけすぐにびふしゃの表情が冷酷な感じになった。


 「じゃあさ、ウチを倒してごらん? 全員でかかってきてもいいよ」
 「びふしゃ、いくらなんでもそれは危険だ。俺もてつだ―――」
 「大丈夫。卑怯な手を使うようなやつらにやられるほどウチは堕ちてないよ」


 言われてみればそうだ。俺もよくびふしゃの力を知っている。正直一緒に戦いたいが、びふしゃが一人でやるというのなら見守ることにした。そしてびふしゃが武器を構えると相手全員が武器を構えていっせいに攻撃をしかけてきた。闇雲に攻め込んできている。俺でもまだ普通に戦えるかもしれない。しかしその数を相手でもびふしゃは軽がるを蹴散らしていった。そして、取り巻きはすぐに全滅し、リーダーと1対1となった。


 「降参するのは今のうちだよ?」
 「誰が戦う前に降参なんかするか。俺はこいつらとは違う。甘く見るな」


 敵のリーダーは、びふしゃに突っかかって行ったが、軽くびふしゃに避けられ、びふしゃはそのまま後ろに回り強烈な攻撃を繰り出す。リーダーは軽々吹っ飛ばされてしまって、無残にも武器を落としてしまった。そして倒れた相手のギリギリのところでびふしゃは剣を寸止めをした。


 「・・・参った・・・」
 「今度からそのようなことはやめるんだよ? そんじゃ、みんなから奪ったお金を返して」


 お金を返してもらい、そのまま集団はびびるかのように一目散に去っていった。
 そして俺たちの対人戦は終わった。そのあとびふしゃにお礼を言って家に少し寄ってもらうことにした。
 その途中で官庁に奪われたお金を預けて持ち主が回収に来てくれることを祈り家にびふしゃと向かった。トゥカちゃんはヒーラーの家へとヴァイラスおじさんの手当てをしに行った。


 「びふしゃ、助けてありがとう」
 「仲間が困ってたら助け合う、そうでしょ?」


 びふしゃの言葉が少し嬉しかった。昔は仲間として信じることができたのはウリボとトフィくらいだった。
 しかし、トフィが死んでしまい、ウリボだけが唯一信用できていた。いつも一人で孤独だったが、そサリーと出会い一緒に暮らすことになり、せっちゃんと出会い、俺とサリーとせっちゃんははウリボの紹介でFRISKに入れてもらい。ギルドのみんなと出会い。ずっと孤独で暮らして行くだろうと思っていた俺には信じられないくらいの出会いがありすごく幸せだ。
 びふしゃもその一人で俺が少し音楽に興味あるのをウリボに聞いたのか、作曲などの手伝いをしてほしいと声をかけてくれた。
 ギルドに入って、仲間は素晴らしいものだ、と心のそこから思った。


 「ダート君、お邪魔するよ」


 色々なことを思い出していたときに、玄関のほうからトゥカちゃんの声が聞こえてきた。よく家がわかったなと思いながらトゥカちゃんを家に招きいれた。そこには治療の終わったヴァイラスおじさんもいて、大分よくなったように見える。


 「あ、3人ともコーヒー飲む?」
 「うむ」
 「だーとんのコーヒーかぁ、ちょうだ~い」
 「いただきまーす」
 


 そして俺は台所に行き、コーヒーを4人分のコーヒーを煎れて持っていった。
 俺とびふしゃはブラック、トゥカちゃんは角砂糖をひとつ、ヴァイラスおじさんはなんと角砂糖を6つも入れていた。


 「ヴァイラス、砂糖入れすぎじゃない? 身体に悪いよ」
 「俺苦いのだめでな、すごく甘党なんだ」
 「図体の割りにはお子様なんだね・・・」
 「うるさい!」


 トゥカちゃんとヴァイラス君の会話に俺とびふしゃは苦笑いをして眺めるしかなかった。


 「ぁ、もう一杯もらっていいかな」


 それにしてもびふしゃは一体何杯飲む気なのだろうかもうこれで5杯目だ。ポーション中毒ならず、コーヒー中毒になってしまう。それとももはや遅くも中毒なってしまっているのだろうか。
 それからしばらく時間が経っていった。


 「そろそろウチは出かけてこようかな。コーヒーご馳走様」
 「わかった、びふしゃありがとう」


 びふしゃが玄関への扉を開けようとしたときにピタと止まりこちらに振り返った


 「だーとん、最近ウリとティルナノイについて聞いてまわってるみたいだけどあまり深入りしないほうがいいと思うよ」
 

 びふしゃが俺とウリボがやってることを知っているみたいで驚いた。まさかと思いびふしゃに聞いてみた。


 「びふしゃ、まさかティルナノイのこと何か知ってるの?」
 「いいや、知らないよ。でもなんかあまり関わらないほうがいいと思う」
 「そっか・・・ありがとう。でもびふしゃ、俺はなんかティルナノイが存在するのかが知りたいんだ。なんていうか・・・」
 「そっかそっか、でも気をつけるんだよ? じゃ、またね」


 びふしゃはそう言うと出て行った。トゥカちゃんとヴァイラスおじさんはなんのことなのかさっぱりわからないようで頭にはてなマークを浮かべていた。
 といあえずさっきの話は二人には話さないことにした。もしかしたらがあって二人を巻き込みたくはなかったからだ。


 「今日は二人とも俺の家で泊まってく?」
 「ぇ、いいの?!」
 「俺はジャイアントだが、寝泊りできるのかな・・・?」
 

 トゥカちゃんはともかくヴァオラスおじさんはジャイアントで体か大きいから部屋に入るきれるのかと心配しているようだ。


 「大丈夫。俺の部屋広いからスペースはある」


 そして二人を俺の部屋へと案内した。少し散らかっているがすぐに片付けられそうだ。


 「すっげぇ武器・・・」
 「うん、弓も色々あるし、特にこの剣。鍛冶師でもなかなか作れないと思うよ」


 ヴァイラスおじさん、トゥカちゃんはなぜかすごく俺の部屋に感動していた。
 そしてトゥカちゃんの目にとまった剣、ドラゴンブレイドのことを少し話してあげた。




 「そっかー・・・ごめんね。辛い話させちゃって」
 「いや、もう大丈夫だから気にしないで、いつまでもクヨクヨしてたって死んだ人は戻ってくるわけないんやし・・・」


 会ったときからずっと明るい顔をしていたヴァイラスおじさんも暗い顔をしていた。


 「と、とりあえず、まだ時間はいくらでもあるから荷物は部屋に置いて外歩こうか。武器はとりあえず持っていこう。最近ゴブリンの襲撃が多いからまた来るかもしれないし」


 そいうことで、俺達は時間つぶしにダンバートンの露店を見て回ったりした。
 そして夜になり、家には誰もいないってことで三人で行きつけの居酒屋で食事をすることにした。
 料理大会の夜の部もあるということでやはり客はいつもよりは少ない。それでも客達の楽しそうな会話やヤケ酒をして騒いでいる人などもいて賑やかだった。
 そして席に座り料理のの注文をしようと居酒屋のおじさんを呼んだ。


 「あれ、ダートのにいちゃん、いつもの人たちはいないのかい?」
 「まぁね、みんな料理大会見に行ったみたいでね」
 「そうかそうか、おや、トゥカちゃんにヴァイラスさんじゃないか」
 「どうも~」
 「おやっさん、今日も店賑やかじゃの」


 居酒屋のおじさんは二人のことを知っているようだ。
 ヴァイラスおじさんが言うには常連とは言わないがウルラに来たらここへ立ち寄るらしい。
 

 「3人ともよくきてくれるし、今日は特別にサービスで焼酎つけてやるよ」
 「まじですか、ありがとうございます」


 居酒屋のおじさんが焼酎をつけてくれて少しラッキーだった。
 
 
 そして店が閉まるまで店にいて店を出ることにした。


 「おじさん、ありがとう。これ、お金ね」
 「へいよ、まいどありー」


 そして家に帰ることにした。家についてから、犬とサリーは今日は帰らないという手紙がフクロウから届いた。
 結局3人だけということになり、部屋の片付けなどをし何かと疲れたので3人ともすぐに就寝した。




  閉店後の居酒屋


 「3人とも結構長くいたなー。さっさと、片付けるか・・・」


 ピシッピシッピシッ


 「な・・・いきなり3人の使ってたコップにひびが・・・なんか嫌な予感がする・・・」


 俺達が知らないところで何かが不吉なことが起きる前兆かのようなことがおきていた。
 そして、不幸にもそのおじさんの予感があたり次の日にかなり危険な状態に俺達3人は陥るのだった。


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Author:ダート&リヴァリス
ダート:現在マビノギは引退、ルーセントハードや別のオンラインゲームへ移転

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